S10使用構築。スピードトラップアゴグロス最高2033。
皆様、S10お疲れ様でした。
今シーズンは始めてのレート2000達成と、2000台での勝利を達成し、満足出来るものでした。
まだまだ改良の余地があるパーティですが、構築記事を書きたいと思います。
メタグロスとアーゴヨンを軸に上から圧し潰すことを目指して組みました。
苦手なポケモンがメジャーどころで割と似通っているのでどちらかで削って、もう片方でスイープすることが理想。
グロス、アーゴヨンよりSの種族値が高いポケモンは軒並み地に足がついているのでネットを組みこむことに。
ネット要員を探しているとアブリボン、グロス、ジャラランガ、ポリZを軸とした構築(以下、参考構築と記述)を見つけ、それを参考に(パクって)アブリボンを採用。
ネット+グロスの並びで勝ちに行ける証明があったのも背中を後押しした。
参考構築ではネットと相性のいいポイヒガッサを採用していたので、自分も試してみようと思ったが、グロスが呼ぶガルドのゴースト技読みで後出しできる胞子破るドーブルの方が良いのではと思いドーブルを採用。
ネットが撒いてあればミミッキュのかげうち読みで後出しして嵌めていける。
残りの2体は補完枠。
ここまででカバをはじめとした地面タイプが重く、電気の一貫が強いため両タイプを無効にでき、かつ、ハッサム、ナット辺りを見れるギロチングライを採用。
残りの1体は水技に耐性があり、地面に大きな打点があり、特にカバに厚く対処できるカプ・レヒレを採用し、構築が完成した。
以下の個体紹介で技の選択について記載する。
アブリボン 臆病 タスキ
ネット 追い風 ムンフォ 痺れ粉
C252 D4 S252
135-×-80-147-91-193
ネット要員。
アブリボンが優れているのは、特性鱗粉により、追加効果を引かないこと。
ゲンガー対面ヘド爆で毒を引かないし、相手の起点づくりポケモンにタスキ割りとS下降を両立される事がない。ぺリッパーの暴風で混乱せずネットでラグの素早さを落とせる。
マンダ、ゲッコ、アゴよりも早くて基本的に対面から勝てる。
つまり、引かせるか削りを入れられる。
また、タスキランドもムンフォ2発でほぼ落とせる。
足が自慢のポケモンは耐久が低い事が多く、ねばねばネットを撒いた時点で半分倒したような状態になる。凄く気分がいい。
対面したポケモンの素早さを落とす手段が命中不安の痺れ粉しかないのが玉に瑕。
その他、覚えておいた方がいいのは、3加速準速メガバシャより追い風下のアブリボンの方が速いこと。
技の選択としては
コンセプトであるネット
自分より早い相手と対面した時の追い風
相手に削りを入れられる最大打点であるムンフォ
対面の相手の足を奪う痺れ粉
凍える風がほしいと100回は思った。
メタグロス 意地 メガ石
アイへ バレパン 岩封 地震
H28 A220 B4 D4 S252
159-212-171-×-131-162
鋼としての役割を持つためのアイへ
ダメージレースに勝ちに行くバレパン
リザ、ガモス、ヒトムに打ち、ギャラからの起点回避できる岩封
構築単位で処理ルートが薄いミラー、ゲンガー、アゴ、ガルドに打つ地震
性格について、
ネットである程度素早さのサポートが効くほか、ヒトムへの岩封、メガゲンへの地震のダメージを考慮して意地を選択。H振りだけのレヒレもアイヘ2発で落とす。
ただ、今期のリザYは最速が多く、岩封を持っているのに勝てない場面があり、陽気にするか最後まで迷った。
ちなみにリザXは準速とかが多そうだったので岩封でニトチャの起点を阻止できた。
耐久ラインは陽気ランドの地震耐え。
C191メガゲンガーのシャドボ耐え。
補正なしゲッコウガのカノンZ最高乱数切り耐え。
アーゴヨン 臆病 ドクZ
ヘドウェ 文字 身代わり 悪巧み
H4 C252 S252
149-×-93-179-93-190
フェアリーを倒すヘドウェ
鋼に打つ文字
ジャロ、ガッサ、ガルド等への身代わり
崩しの悪巧み
ZはASミミッキュを落とせるドクZ。
グロスが皮破りしかできなかった場合でも対処が効く。
特にガッサガルドの並びにはドーブルを選出できず、グロス、アゴの選出で挑むため身代わりが役に立つ事はそれなりにあった。
ただ、竜技を切った代償として地面タイプの重さが増してしまうほか、ボーマンダに対面から負け、ゲンガーへの打点が少なくなってしまう。
しかし、実際の対戦では、マンダはあまり選出されず、ゲンガーは最低限グロスのバレパンと合わせて削り切れたのである程度デメリットは克服できていたはず。
一応、カバとマンダの選出を抑制できそうなポケモンを並べてフォローを試みたつもり。
努力値はドクZということで火力を甘えられないためCぶっぱ。
竜技がないとはいえ、最低限マンダに技を打てるために最速。
身代わり持ちなのでHを4n+1にできるH4振り。
Sを最速ジャローダ抜きくらいまで落として地球投げ3耐えや、ダウンロード対策をするのはアリ。
ドーブル 陽気 残飯
つけあがる 胞子 身代わり 殻を破る
H116 A140 S252
145-58-55-×-65-139
採用理由で述べたことがすべて。
やる事は見え見えなので、とくに述べる事はないだろう。
上に行くほど選出できなくなっていった印象。
一応、行動の指標として素早さラインだけは覚えておくべきで、1段階上昇で最速135属は抜ける。1段階下降の場合の素早さ実数値は92で4振り70属までは上を保てている。
グライオン 慎重 毒毒玉
地震 ギロチン 守る 身代わり
H212 D212 S84
177-115-135-×-134-126
カバに強く、電気の一貫も切れる。
これらのポケモンはドランやバンギが一緒にいる事がそれなりにあり、アーゴヨンを止められてしまうため、そういう構築に対して繰り出して処理を図る。
よってギロチンの採用が確定。
残りは遂行技の地震。様子見やターン稼ぎができるまもみが。
Hはポイヒ回復効率最大になるよう調整。
DはギルガルドのシャドボZ最高乱数切り耐え。余りS。
カプ・レヒレ 控えめ ミズZ
ドロポン ムンフォ 凍える風 瞑想
H44 C212 S252
151-×-135-156-150-137
この枠はウルガモスやゲンガー、バシャゲッコに強いギャラドスの方が良かった気もする。後述のキツいポケモンにも基本的に強い。
ネット下でそれなりの制圧力を出せるよう準速。
ロップをギリギリ抜けないのが惜しい。
アゴのヘドウェ、C211リザYのソラビ最高乱数切り耐えまでHに降って、残りを火力に割いた。
トリック持ちの眼鏡も考えたが打ち分け出来るようにZを採用した。
しかし、2Z選出するたびに釈然としない思いをしていた。
基本的な選出
VSカバリザミミテテフ
初手アーゴヨン
基本的に初手リザYが来るのでドクZで削ってグロスでスイープを狙う。
基本的にリザY側は突っ張ってくる印象。
ゴツメカバは選出されるのでレヒレかグライを置く。
今季かなり流行ってた気がするので最速グロスならと思った。リザYをアゴで削れたため、実際の変更には至らなかった。
VSカバマンダコケコガルド
初手アブリボン
ネットでコケコの足を奪い、グロスかアーゴヨンでスイープを狙う。
(ガルドを裏の2体のどちらかで削ってどちらかでスイープする。)
その他ネットが刺さっているパーティにもこの選出。
ドーブルが刺さっていたら裏のどちらかに変えて選出する。
VSポリクチミミガッサ
初手アーゴヨン
相手の残り2体次第。
初手対面したポケモンにアーゴヨンが何かしら有効な行動が出来るはずなので、荒らしてグロスで勝つ。
基本的にポリ2は選出されない印象。
選出や立ち回りがお粗末だと感じた皆様申し訳ありません。
キツいポケモン
有利と言えるポケモンがいない。
グロスで誘って岩封で落とすほかない。
裏のポケモンにアーゴヨンが通っていなかったらグライのギロチンに頼るほかない。
基本的に好き放題される。
スカーフ地面(特にランドロス)
ネットでSを落とせれば勝負できるがランドロスは厳しい。
今期数が減ったのかあまり当たらなかった。一番の欠陥ポイントか。
先にドーブルを展開できれば勝てる。
以上で構築記事を終了します。
読みにくい文章でしたが最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
この構築が皆様(特にねばねばネット構築に興味がある方)の参考になれば大変うれしく思います。
最高2033の証拠画像。
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